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油絵具と水彩絵の具の違いは?2つのメリットデメリットを徹底解説

こんにちは、ゆんです!

今回は
「油絵具と水彩絵の具の違い、
メリットデメリット」について
お話していきます。

「絵具を買ってみよう!」

そう思っても、そもそも絵の具って
種類が多くていまいちどんな特徴か
分からないですよね。

絵の具は主に
油絵具
アクリル絵の具
水彩絵の具

の三つが使われています。

今回はもっとも有名な
油絵具・水彩絵の具
この二つの違いについて

学んでいきましょう!

ちなみにアクリル絵の具と油絵具の
特徴についてまとめた記事はこちらです。

「自分がどんな絵具に向いているか分からない」

そんな方も、この記事を読めば
自分に合った絵具を
選べるようになりますよ。

それでは早速勉強していきましょう!

目次

油絵具って何?

そもそも絵の具は
色のもとである顔料に
顔料を定着させる糊の役割をするものを
混ぜて作られます。

アクリル絵の具
アクリルエマルジョン+顔料
水彩絵の具
アラビアゴム+顔料
油絵具
乾性油+顔料

油絵具は乾性油で練られた絵具なんですね。

油絵具の特徴

乾燥が遅い

油絵具は乾くまでに2日~6日
ほどかかります。
色によって乾く時間に差があります。

その分グラデーションを付けたり
乾くまでに沢山の工程ができます。

メディウムという乾燥促進剤を
使うことで1日~30分
乾かすこともできます。

簡単に修正できる

気に入らない部分があったら
ナイフで削ってしまえばOK!

そのあとオイル(画溶液)を
キャンバスになじませてふき取ります。
すると間違いなんてなかったことに!

絵の具をオイルで溶く

水で溶く水彩絵の具と違い、
油絵具はオイル(画溶液)で
絵の具を溶きます。

油絵を描くためのオイルは
主に3種類あります。

乾性油
接着剤の役割をします
揮発性油
揮発性があるオイルです
樹脂オイル
光沢や透明感を出します。

これらのオイルを
描き始め、中間、終盤
に分けて調合して油絵を描きます。

初心者さんにオススメなのは、
3つのオイルが既に調合されている
ペインティングオイル

という物です。

これは序盤~終盤まで使えますよ。

水彩絵の具に比べて高価で臭い

水彩絵の具は無臭ですが、
油絵具は独特な油のにおいがします。

揮発性油のぺトロールという油は
石油系なので、においもしますし
換気も必要です。

また、鉱物や鉱石が絵具に使われる
こともあるので、1本平均400円ほど
の値段がします。

肉痩せが起こらない・盛り上げられる

肉痩せとは絵の具がしぼむことを言います。
油絵具に含まれている乾性油は
蒸発しないので、肉痩せが起こりません。

また、ゴッホのように簡単に
絵の具を盛り上げることができます。
タッチを生かした油絵を描くことができます。

マチエールといって、絵具に砂を混ぜたり
引っかいたりしてテクスチャを表現する
こともできます。

透明度が高く色に深みがある

樹脂油や乾性油の屈折の高さから
油絵具は独特の透明感が出ます。

何層にも薄く油絵具を重ねることで
色に深みが出ます。

メリット

  • 作品が長持ちする
  • 不透明色・透明色を使い分けられる
  • グラデーションが付けやすい
  • 厚みを表現できる
  • 透明感と艶が出る
  • 肉痩せしない

デメリット

  • 経年によって黄変しやすい
  • においがキツイ
  • 後片づけが大変
  • 道具を揃えるのにコストがかかる
  • なにより乾くのが遅い
  • 服に着くと落とすのが大変

油絵具に向いているのはこんな人

ずるずる

・緻密に絵を描き上げたい
・色んな表現方法を試したい
・沢山の種類の絵具を使いたい
・絵具を盛り上げたい
・透け感を表現したい

水彩絵の具って何?

色のもとである顔料と
糊の役割をするアラビアゴムで
できた水溶性の絵具です。

主に二種類あり、


透明水彩
発色がよく透明度が高い
にじみやムラ、ぼかしを生かした淡い
タッチに向いている

不透明水彩
下地を隠せるほどの発色
重ね塗りをすることで色を表現する
ムラが少なく発色が強いので
厚く強いタッチに向いている

この二つの違いは
アラビアゴムの配合量で決まります。

今回はオードソックスな
透明水彩を紹介していきます。

水彩絵の具の特徴

チューブタイプと固形タイプがある

チューブタイプ

皆さん小学生の時に

使ったことがあるのでは?
水に溶けやすく、扱いも簡単なので
初心者さんにオススメのタイプです。

固形タイプ

なかなか見かけませんが
主に外出先で絵を描くとき
なんかに便利ですね。

固形タイプには二種類あって
一つ目はケーキカラーという
乾燥させた水彩絵の具を粉末にして
固めたものです。

これは、水を含ませた筆で取って使います。
ケーキカラーには不透明水彩と
透明水彩があり、価格も安く
持ち運びにも最適です。

二つ目はパンカラーと言って
半乾きの水彩絵の具を固めたものです。

こちらは透明水彩のみで、
発色がいいという特徴があります。

水で溶く

油絵具は加えるオイルの量で
濃淡を表現しますが、
水彩絵の具は加える水の量で
濃淡を表現します。

絵の具は固まっても大丈夫

透明水彩の場合に限りますが、

「パレットに絵具を出しすぎちゃった…」

そんな経験ありますよね。
でも安心してください。
水彩絵の具は固まっても
水で濡らした筆でなでることで

絵の具が溶け出し
また使えるようになります。

ただ、この特性上
あまり重ね塗りをすると
下の色が溶け出して濁ってしまうので
気を付けましょう。

また、乾いた後は水に触れると
溶け出してしまうので
水気のない所に置きましょう。

にじみやムラ

アラビアゴム・界面活性剤・グリセリン
が水彩絵の具に含まれているので

水彩絵の具独自のムラやにじみを
表現することができます。

基本的に修正は効かない

水彩絵の具は水で溶いて使います。
なので蒸発が早く絵の具がすぐに
定着しやすいです。

一度定着した絵の具を剝がすのは
至難の業
で、重ね塗りで隠せないので
基本一発書きだと思った方がいいですね。

メリット

  • 透明感を生かした重ね塗りができる。
  • にじみ・ぼかし・ムラを表現できる
  • 淡いタッチが描ける
  • パレットに絵具を残しておける
  • 色鉛筆やペンと併用できる
  • 片付けがラク

デメリット

  • 全体を塗った時多少ムラができる
  • グラデーションが難しい
  • 紙によって描き心地が変わるので
  • 水彩紙の特性を知る必要がある

水彩絵の具に向いているのはこんな人

ずるずる

・明るく優しいタッチの絵を描きたい
・後片付けは楽な方がいい
・気軽に持ち運びしたい
・厚塗りはしなくてもいい
・一発描きができる

まとめ

さて、今回は
「油絵具と水彩絵の具の違い、
メリットやデメリット」
について
お話をしてきました。

油絵具と水彩絵の具は
180度違う絵具ですから、
ぜひ自分に合った絵具を
見つけてくださいね!

どの絵の具を選んでも
最初はへんてこになったり、
はみ出したり失敗します。

私もそうでした…。
でも、繰り返し繰り返し
練習していくことで

どんどん絵の具の使い方を
覚えてどんどん絵がうまくなって
いきますよ!

では今回はここまで。
今日もお勉強お疲れ様でした!

それでは!

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この絵を描いた人

暖かい南の島、ほっこり島で暮らすどうぶつたちの日常を描く画家。
メインキャラクターはコツメカワウソのずるずるとずる嫁、シマエナガの三兄弟の一郎二郎三郎。その他アライグマの小鉄やうさぎのみみ子、ハムスターのひまわりなどほっこりファミリーは沢山いる。
人を笑顔にする、幸せにするのを目標に絵を描き続けている。

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