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油絵のパレットは何種類?~種類別の使い方を徹底解説~

こんにちは、ゆんです!
今回は
「油絵のパレットの種類と特徴、
種類別の使い方」について
お話していきます。

絵の具で絵を描くときに必ず
必要になるパレット

皆さんはパレットが何種類あるのか
知っていますか?
大きく分けて3種類と巷では
言われていますが、

今回は5種類の油絵のパレットについて
徹底解説していきます!

「自分に合ったパレットが分からない」

「そもそも使い方が分からない」

そんなあなたも、この記事を読めば
油絵のパレットマスターに
なれちゃいますからね!

それでは早速勉強していきましょう!

目次

油絵のパレットの種類と特徴

【油絵のパレットの種類と特徴】①木製

油絵で一番使われているのがこの
木製パレットだと言われています。

材質は、桜、桂、マホガニー
などの固い木材が使われています。
安価なパレットには
表面にのみ使われています。

ペーパーパレットに比べて
高価ですが、お手入れをしっかりすれば
長く使えます。

【油絵のパレットの種類と特徴】②紙製

表面がツルツルにコーティングされています。
30枚~50枚など、冊子状に
閉じられています。

使い捨て出来るので掃除が楽で、
持ち運びしやすいです。

あまりにも画溶液(油)を
ドバドバ出すと画溶液がパレットを
貫通します(体験談)

【油絵のパレットの種類と特徴】③アルミ製

アルミでできています。
軽くて持ち運びしやすいです。

絵の具の色が分かりやすくなるように
白色でコーティングされたものもあります。

【油絵のパレットの種類と特徴】④大理石製

据え置き型として使います。
ツルツルしているので掃除がしやすいです。

白く模様が少ない「シベックホワイト」
という石が油絵に適しています。

価格は4万円~と高価です。

【油絵のパレットの種類と特徴】⑤ガラス製

透明なので、グレーズ技法
(たっぷりの画溶液に対して絵具を
ほんの少し混ぜて透け感を出す技法)
を使った際に透け具合が分かりやすいです

傷がつきにくく、ナイフで引っかいても
ストリッパー
(固まった絵の具を剥離する液)
を使っても傷がつきません。

重く割れやすいので、
屋外での使用には向いていません。

大理石パレットに興味がある方に
おすすめのパレットです。

画材屋さんは99%取り扱っておらず、
買える場所が限られています。

油絵のパレットには色んな形がある

楕円形のオヴァール型

もっとも有名なのがこの形です。
絵の具が並べやすく、
沢山のサイズがあります。

雲形のフランゼン型

パレットの左部分がえぐれた形をしています。
そのため腕にフィットしやすいです。

角形のオブロング型

大型油絵箱や
アトリエキャビネット
(画材をしまっておく大きな
タンスのようなもの)
に合うように作られています。

初心者にオススメなのが
この形です。

角形のオブロング二つ折型

市販の油絵セットなどに
用いられているのがこの形です。
折りたたみできるので、
持ち運びしやすく、場所を取りません。

使用する際は裏表に注意しましょう。

外出先用にひとつ持っていても
いいかもしれませんね!

油絵のパレットの使い方

木製のパレットの使い方

パレットの持ち方

パレットの穴に親指を通して握ります。
腕の上に軽く乗せるように持つのが
基本的な持ち方です。

絵の具を並べる

色相環の順番で並べる

皆さんは色相環を知っていますか?
色相環とは
赤・橙・黄・緑・青・藍・紫
この順番でリング状に並べた
ものの事を言います。

絵の具をパレットに並べるときには
パレットの左側の外側の縁部分
に油絵具を色相環の順番で並べます。

こうすることで
グラデーションが作りやすくなる
混色がしやすい

というメリットがあります。

白と黒の場所はココだ

白と黒の絵の具は色相環には
含まれませんよね。

白は持ち手側・黒は反対側
に置いていきます。
白と黒は離れた場所に並べましょう。

こうすることで
明るい色と暗い色が混ざりにくくなります

混色のためのスペースを開けておこう

パレットの中央部分は混色を
する部分なので開けておきます。

混色する場所がなくなった時は
一度パレットを拭いて
混色できるスペースを作りましょう。

絵の具は沢山出そう

油絵具を出すときには
沢山出しましょう。

沢山出すことによって
消極的な作品になりにくい
いちいち色を出す手間が省ける
というメリットがあります。

油絵の木製パレットのお掃除・お手入れ

STEP
ナイフを使う

絵の具をパレットナイフでそぎ落とします。

STEP
ふき取る

画溶液をしみこませたティッシュや
布でパレットを拭いていきます。

STEP
仕上げ

乾性油をしみこませた布で
拭き上げることで、
次の掃除が楽になります。

紙製・アルミ製・ガラス製・大理石製の使い方

基本的には木製と使い方は同じです。
紙製の場合、基本的には使い捨てなので
描き終わったら畳んで捨てても
大丈夫ですが、

ふき取って再利用もできますよ。
(ただし数回だけ)

大理石製は、描き終えた後
しっかり絵具をふき取ったり
お手入れする必要があります。

掃除やお手入れをサボると、
油絵具がくっついて
パレットが汚くなり、
色が作りにくくなることも…!

油絵のパレット上の絵具を保存する方法

それはつまり…
ラップをかけるです。

2~3日はそのまま置いておいて
大丈夫です!
ただし、木製パレットの場合は
固着しやすいので2~3日経ったら
他の材質のパレットに油絵具を
移しましょう。

油絵具が固まった時の応急処置

筆洗油や揮発性油を使う

布やティッシュにしみこませて

ふき取ります。

パレットナイフを使う

ナイフを使ってそぎ落とします

ストリッパー(剥離剤)を使う

筆洗油や揮発性油やナイフを使っても
落ちない!どうしよう!!

そんな時にはストリッパーを
使いましょう!

固まった油絵具の上に、
筆でス5~30分経過すると油絵具が
浮き上がってきます。
ナイフでそぎ落として完了です。

ずるずる

ストリッパーを使うと、パレットの表面(ニス)が
剥がれてしまうことがあるんだって!
どうしたらいいの?

ゆん

その場合、木工用のニス(セラック樹脂系)
を塗る
か、リンシードオイルを表面に塗りこむ
ニス代わりになってくれるよ!

ただし、ニスを塗ったパレットにもう一度
ストリッパーを使うと、ニスが剥がれて
しまうから注意してね。

まとめ

さて、今回は
「油絵のパレットの種類と特徴、
種類別の使い方」について
お話をしてきました。

ここでおさらいしておくと

油絵のパレットは
木製・紙製・アルミ製・ガラス製・大理石製
5種類ある

パレットの形は
楕円形のオヴァール型
雲形のフランゼン型
角形のオブロング型
角形のオブロング二つ折型

4種類ある

パレットの使い方は
親指を入れて腕を
添えるように持つ

色相環順に並べる
白と黒は遠い位置に置く
混色するスペースを空けておく
絵の具は沢山出す

掃除の仕方は
ナイフでそぎ落とす
画溶液をしみこませた布や
ティッシュで拭く

木製の場合最後に乾性油を
しみこませた布で拭いておく

油絵具を保存するには
ラップをかける

絵の具がこびりついたら
ナイフ・筆洗油・揮発性油・ストリッパー
を使う

パレット選びは、快適に
絵を描いていくための大切な
選択です。

ちなみに
なるべく安く道具を揃えたい!
と言う方におすすめなのが、
段ボールにラップを巻いて
即席パレットを作る方法です。

私は雑で
めんどくさがり屋さんなので
紙パレットや段ボールパレットを
使い捨てで使っています。

ここまでついてこられたあなた、
パレットマスターになれましたか?

今回勉強した内容から、
ぜひ自分に合ったパレットを
使ってみてくださいね。

では今回はここまで。
今日もお勉強お疲れ様でした!

それでは!

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この絵を描いた人

暖かい南の島、ほっこり島で暮らすどうぶつたちの日常を描く画家。
メインキャラクターはコツメカワウソのずるずるとずる嫁、シマエナガの三兄弟の一郎二郎三郎。その他アライグマの小鉄やうさぎのみみ子、ハムスターのひまわりなどほっこりファミリーは沢山いる。
人を笑顔にする、幸せにするのを目標に絵を描き続けている。

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