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アクリル絵の具と油絵具の違いとは?2つのメリットとデメリットはコレだ

こんにちは!ゆんです。
今回は、
アクリル絵の具と油絵具の違いや
メリットデメリット
」について
お話をしていきます。

この記事を見てくれている方は
早速絵を描き始めようとしている方
が大半だと思います。

まず、アクリル絵の具と油絵具には
大きな違いがあります。
この絵具選びを間違えると

「思っていた仕上がりにならない…」
「自分の作風が表現できない!」

そんな悲劇が起こってしまうかも…。
そうならないために、
これから一緒に学んでいきましょう!

私自身中学時代の3年間
アクリル絵の具を使い続け、
油絵具に転向して以来油絵具の魅力に
どっぷりつかった側の人間
です。

この記事を読めば、
自分に合った絵具を選べるようになります。

それでは早速見ていきましょう。

目次

アクリル絵の具と油絵具は溶き方が違う

まず、アクリル絵の具は水で溶いて
油絵具は油で溶きます

アクリル絵の具を洗い流す際は
水を使って洗い流します。

反対に油絵具を洗い流したい場合
専用のクリーナーを使って洗い流す必要が
あります。

序盤からここまで違うアクリル絵の具と
油絵具ですが、
二つとも厚塗りができる
と言う特徴があります。

厚塗りとは、絵具を盛り上げるという事で
絵具を盛り上げると迫力を表現できたり
材質を表したりできます。

私の中学時代、美術部の先輩で
1㎝も盛り上げる人が居ました…。

アクリル絵の具の特徴

アクリル樹脂と顔料で形成されている

エマルジョン上のアクリル樹脂と
色のもとである顔料でできています。

アクリル樹脂はプラスチックで
できているので、アクリル絵具は
艶を持っています。

乾燥後は耐水性になる

乾燥後は耐水性になるので、
簡単に重ね塗りができます。

重ね塗りをすると衝撃に強く
なります。

色褪せにくく発色がいい・耐久性も抜群

退職や変色しにくく、絵具が
キャンバスに固定する力が強い
です。
亀裂や剥離も起こりにくいです。

種類が豊富

やわらかい乳液状のソフトタイプや
不透明で均一な艶のない滑らかなマットな
表面を作れるポスター制作におすすめの
ガッシュタイプの物などがあります。

盛り上げたり艶を出したりできる
メディウムの種類も豊富です。

色んな物に描ける

ガラスや石、壁、布や木、もちろん
紙やキャンバスにも描けます。

具体的には表面が油性でなければ
どんなものにも描けますよ。

メリット

  • 油絵具に比べて安く揃えられる
  • 油絵具と比べてほとんど匂いがない
  • 何にでも描ける
  • 水溶性、乾くと耐水性
  • 油絵具より乾く時間が圧倒的に早い
  • メディウムを使えば油絵、水彩風にもできる

デメリット

  • 乾くのが早すぎてグラデーションが付けにくい
  • 表現によってはメディウムや溶剤の知識が必要
  • 乾くと筆やパレットにこびりついて掃除が大変
  • アクリル絵の具の上に油絵具は重ねられるが、油絵具の上にアクリル絵の具は重ねられない
  • 濡れているときは白っぽく、乾いたときには暗くなるので計算が必要

アクリル絵の具が向いているのはこんな人

ずるずる

・スピーディーに絵が描きたい
・色んな物に描きたい
・油絵のにおいが苦手な
・後片付けを簡単に済ませたい
・最小限の道具で絵が描きたい

油絵具の特徴

顔料と乾性油からできている

油絵具は色のもとである顔料と
顔料を定着させる
油(乾性油)で練られています。

顔料をアクリルエマルジョンで練ると
アクリル絵の具になり
アラビアゴムで練ると
水彩絵の具になり
乾性油で練ると
油絵具になります。

アクリル絵の具に比べて乾燥が遅い

乾くまでには大体数日~6日掛かります。
盛り上げたら1年は乾かないことも!

乾燥が遅いという事は、グラデーションや
混色、ぼかしなど沢山の事ができます。
メディウムなどの感想促進剤を使えば
1日や数時間で乾かすこともできます。

簡単に修正できる

油絵具は乾くのが遅いので、気に入らなければ
簡単にナイフでふき取ることができます。

ふき取った後少量の画溶液(油)を
なじませて拭けばまっさらな
キャンバスが戻ってきます。

絵具をオイルで溶く

油絵具では主に3つのオイルを混ぜて
画溶液を作り、加える油の量で
油絵具の透明度、不透明度や
濃淡を表現します。

1乾性油
接着剤の役目を持つ

2揮発性油
空気中に蒸発するオイル

3樹脂系オイル
光沢や透明感を出す

他にも作品を保護する保護用オイルや
筆を洗うための筆洗浄オイルもあります。

3つのオイルが最初から混ざった
ペインティングオイルという
とっても便利な物もあります。

透明度が高く、色に深みが出る

油絵具に使われている樹脂や乾性油の
屈折の高さから、下地が透けて見える
独特な透明性を持っています。

薄い油絵具を重ねることで
色に深みが出ます。

表現が豊富

油絵具と言えば絵具の盛り上げですよね。
有名なゴッホの絵なんか絵具が
とっても盛り上がっています。

また、マチエールと言って
絵具に砂を混ぜたり、絵具を引っかいたり
コーヒー豆を砕いて混ぜて見たり…
沢山の表現方法があります。

油絵具は【肉痩せ】しない

肉痩せとは、絵具が蒸発して萎むことです。
アクリル絵の具は水を含んでいるので
乾くと蒸発して肉痩せしますが、

油絵具に含まれる油は乾いても
蒸発しないので
肉痩せが起こりません。

アクリル絵の具に比べて高価・臭い

中には金属を化学合成したり
鉱物や鉱石が使われることもあり、
価格は高くなります。

また、油が持つ独特のにおいや、
揮発性油に含まれる石油系のにおい
が臭い
という特徴があります。

メリット

  • 作品が長持ちする
  • 不透明色・透明色を使い分けられる
  • グラデーションが付けやすい
  • 厚みを表現できる
  • 透明感と艶が出る
  • 肉痩せしない

デメリット

  • 経年によって黄変しやすい
  • においがキツイ
  • 後片づけが大変
  • 道具を揃えるのにコストがかかる
  • なにより乾くのが遅い
  • 服に着くと落とすのが大変

油絵具が向いているのはこんな人

ずるずる

・緻密に絵を描き上げたい
・色んな表現方法を試したい
・沢山の種類の絵具を使いたい
・絵具を盛り上げたい
・透け感を表現したい

まとめ

さて、今回は
アクリル絵の具と油絵具の違い
についてお話をしてきました。

「こんなに違うの!」
「なんだか大変そう…」
と言う人もいるかもしれませんね。

でも、意外とやってみれば案外
簡単にするっと上手くいきますよ。

ポイントはすぐ行動してみる
と言う点です!

では今回はここまで。
今日もお勉強お疲れ様でした!

それでは!

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この絵を描いた人

暖かい南の島、ほっこり島で暮らすどうぶつたちの日常を描く画家。
メインキャラクターはコツメカワウソのずるずるとずる嫁、シマエナガの三兄弟の一郎二郎三郎。その他アライグマの小鉄やうさぎのみみ子、ハムスターのひまわりなどほっこりファミリーは沢山いる。
人を笑顔にする、幸せにするのを目標に絵を描き続けている。

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