【油絵】キャンバスの布の種類とおすすめの下地はコレだ
こんにちは、ゆんです!
今回は
「油絵のキャンバスの布の種類と
おすすめの下地」について
お話していきます。
画材屋さんでキャンバスを
見たことがありますか?
大体売られているのは張りキャンバス
だと思います。
しかし、本当はまだ種類があることを
知っていましたか?
そう。実は油絵のキャンバスには
ロールキャンバス・カットキャンバス
という2つの種類があるんです。
また、布地の目の細かさや
表面に塗られる下地
にも種類があります。
「え!難しそう…」
と思ったあなたも、大丈夫です。
この記事を読めば、
油絵のキャンバスの布の種類や下地
について、詳しくなれますよ。
それでは早速勉強していきましょう!
キャンバスは3つの素材でできている
キャンバスロール
キャンバス地の布が
ロール状になっているもの。
自分の好きなサイズに
切って使える
木枠
大体0号~200号の物が
画材屋さんで売られている。
ネットでも買えるが
送料がかかりやすい。
(1万円以上買うと送料無料など
のサイトもあるので、
木枠を買う時は大量購入がおすすめ)
タックス
キャンバス地の布を木枠に
固定する時に使う釘
油絵のキャンバス作りには3種類方法がある
ロールキャンバスを使って自分で張る
ロール状のキャンバスを、
好きなサイズに切って、木枠に張って
キャンバスを作ります。
- 一つあれば沢山の作品を作れる
- 自分の好きなサイズに切って使える
- キャンバス張り器・タックス・ハンマーなど道具が必要
- 初心者が一人で張るのはちょっと難しい
張りキャンバスを使う
画材屋さんで見かける、
既に木枠に布が張られたキャンバスです。
自分で張ったり道具を揃える必要が
ないので初心者にオススメです!
- 自分で張る必要がない
- 好きな号数を選んで買える
- ロールキャンバスより高い
カットキャンバス
既にサイズぴったりに切られている、
あとは木枠に張るだけ状態のキャンバス
- ロールキャンバスほど場所を取らない
- ロールキャンバスよりは高い
- 結局張る必要があるので、初心者には大変
油絵のキャンバスの布の種類は2種類ある
麻・亜麻
ゆめ画材
最もよく使われている素材です。
向いている人
- 厚塗りがしたい
- 細かい描写が描きたい
- 大きいサイズのキャンバスで描きたい
- 強い布地がいい
- 布地に茶色い色がついているので、白い下地を塗らなければならない。
綿
ビニデポ
向いている人
- 下地を塗るのがめんどくさい
- 小さな作品をよく描く
- 細密描写をする
- ツルツルな絵肌が好き
- 強度が弱く、破れやすいので扱いには注意
【油絵のキャンバスの布】目の粗さは3種類
粗目
名前の通り目が粗い布地です。
布目が粗いので、絵具の定着がいいという
特徴があります。
向いている人
- 大胆なタッチで絵を描きたい
- 100号・200号など大きな作品を描きたい
- 厚塗りをしたい
- キャンバスのタッチを生かしたい
向いていない人
- 細密描写がしたい
- 平坦な絵面に描きたい
中目
一番オードソックスなものになります。
扱いやすいので初心者にオススメです。
市販で売られているキャンバスは
大体中目です。
粗い描写、細密描写、
さまざまな描き方に対応できます。
向いている人
- 市販のキャンバスで描きたい
- 細密描写も大胆なタッチもしたい
- 油絵具の定着がよいものを探している
向いていない人
- 布地を生かした作品が作りたい
- ツルツルの絵肌に描きたい
細目
目が細かい布地です。
推奨サイズは0~30号までです。
布地にあまり強度がないので
大きい作品には向きません。
細密描写に向いています。
向いている人
- 細密描写がしたい
- 写実的な絵が描きたい
- 厚塗りしない
向いていない人
- 厚塗りしたい
- 大胆なタッチで描きたい
油絵のキャンバスの下地は3つある
キャンバスは、表面に塗られる塗料の
種類によって種類分けされています。
①吸収性地
マットで絵の具の吸収性が強いです。
油分を吸収する特徴があるので、
薄塗りでないと亀裂が入りやすいです。
白亜・石膏
このどちらかの顔料が使われます。
材料
白亜・石膏・酸化チタン
②半吸収性地
乾くと耐水性になります。
乾燥が早く柔軟性があり、
布への密着性が高いです。
安い油絵用のキャンバスとして
用いられていることがあります。
市販で言うと、ジェッソという
下地が使われています。
画材店で売られているキャンバスには
ジェッソが塗られています。
材料
酸化チタンなどの白色顔料・体質顔料
③非吸収性地
油絵具との固着力・発色性が
とても高いです。
長期間の保存に耐えられます。
油絵具からつくられた素材が
使われていて、
この下地に油絵具を使うことによって
艶がでます。
一方、リンシードオイル(乾性油)
を使っているので水をはじく習性があり、
水彩絵の具は使えません。
また、アクリル絵の具においても
乾くとはがれてしまうため使えません。
油を吸わない特性があるので、
艶が持続しますが、
この特性から乾燥が遅くなります。
市販で言うとファンデーションホワイト
という下地になります。
材料
鉛白・炭酸カルシウムなど・
リンシードオイルなど
まとめ
さて、今回は
「油絵のキャンバスの布の種類と
おすすめの下地」について
お話をしてきました。
ここでおさらいをしておくと
油絵のキャンバスの布地は
麻・亜麻
綿
の2種類ある
油絵のキャンバスの布目は
粗目
中目
細目
の三種類ある
油絵のキャンバスの下地は
吸収性地
半吸収性地
非吸収性地
の3種類ある
布地を吟味することによって
自分の画風が一気に描きやすくなったり
作品の制作スピードが向上したり
いいことだらけですよ。
自分の描きたい絵に合わせて
布地や下地を選んでみてくださいね!
自分の描きたい画風がまだ
決まっていない方は、
麻・中目
をおすすめします!
ゆんもだいぶ長くこの布地を
使っていたので、おすすめですよ~
それでは今回はここまで。
今日もお勉強お疲れ様でした!
それでは!
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